「ほんと、かっこいいから!!」
エレベータを待ってる時、あたしは恭平について語っていた。
エレベータからは、あのヒトが出てきた―……
「…直人」
「…久しぶりじゃーん?隣様なのに。たまには電話しろよー?…あ、友達?」
直人は茜の顔をまじまじと見た。
「あ、うん。茜っていうの」
「奈緒にも友達いたんだ?茜サンだっけ?よろしくー」
直人は走ってどこかに行った。
「…かっこ…いい…―!ねえ奈緒!あのヒトとはもうただの友達だよね?」
「え、あ、うん?」
「じゃああたし、直人サン狙いにする!!」
…―え―