「いいよ。もうないから!隣だしよろしくね」


てゆうか…足痛い…



「おい、奈緒、ちょっと来い」

「なんで」



あたしは直人にひっぱられ、直人の家の中に入った。


「…足見せろ。俺、こー見えても目はいーんだよ」


「…ばれたかぁ…」


「うわっ!?それ病院行けよ!?とりあえず応急処置するけど…、」



直人は湿布の箱をあけた。


「うん、ありがとう」



恭平でも気付かなかったのに、直人には気付かれた。


なんで?

…まだあたしの事好きなの?