「…なんだよお前ッ…好きなモトカノが死んだら…奈緒にかわんのかよ…!?」 「ちげーよ!!…藍のことは本当に好きだった…だけど…心のおくには、奈緒がいること…奈緒がいなくなってからわかったんだ」 「………」 「直人…今日から、ライバルだからな!」 失恋決定じゃん。俺、 だって奈緒は恭平がまだ好きなのに。 「…ついてねぇッ…」 俺は、恭平の家から出てから、マンションの壁をたたいた。