俺、直人。


俺は、今、好きな人がとおくに行って会えない。
そいつの名前は、奈緒。

奈緒は、つよくなるために俺と恭平から離れた。奈緒は、自分が弱いって言ってるけど…奈緒は強いと思う。



「――きょーへー。」



俺は、奈緒がいなくてかなり退屈だった。



「ん?」

「恭平、なんか、忘れてね?明日は何の日?」

「…奈緒の誕生日だろ」

「さすが恭平クン。俺も忘れかけてたのになー」




「…直人…大事な話があるんだ」



それは、恭平から告げられた突然の事だった 




《 奈緒が…好きだ 》