「バイトのお金と…お父さんの残してたたくさんのお金で、安いマンションでも買ったら余裕に暮らせる」


「…奈緒が…決めたこと…なのかよ?奈緒は…なんでいつも辛い思いばっかしなきゃなんねー道を選ぶんだよ?なんで奈緒ばっか…」

「あたしに…聞かないでよ……とりあえず……ばいばい?……さよならは言わないよ…また会えるから!」



「―奈緒…、俺、絶対お前のこと忘れない」



「…忘れないでよ!あたしも忘れないから!」




さよならは言わないから

笑顔で見送ってください。