「…さっき…お父さんが…家に帰ったら…死んでた。あたし…これで本当にひとりぼっちだって思ってた…そんな時、偶然恭平が来て…直人はわざときつい言葉を言ったんだって教えてくれた。…あたしは…直人にいっぱいお世話になった、今までありがとう。あたし、しばらくは二人から離れた場所に住む。…二人にこのまま…頼れない…一人で強く、なりたいの。」
「…は…ッ無理だって…そんなの…俺…奈緒が…まだ好きだから…奈緒なしじゃ…」
「知ってる。あたしも好きだから。…だからだよ…だからお互い…離れよう」
「…なんで好きなのに…離れなきゃいけねぇんだよ!!」
「…このままだと…二人とも強くなれないからだよ」
「…奈緒は…これからどうすんだよ…」