「…受付…します…」

「み、美央ちゃん。どうしたの……つらいなら、今日は帰りな?店長に言っとく」

「…すみません…」



時刻はもう夕方で、クラブ帰りの中学生がかえっていた。

夕暮れがあたしの影をはっきりさせていた。

あたしは自分の影をふんでいた。


そして、近くにあった小さな公園の自動販売機でホットコーヒーを買い…ブランコに座った。



「…寒いな――」


季節は紅葉が咲く秋。



あたしと恭平が再開したのは確か…暑い夏だった…


もう…三ヶ月近く経つ。