だから、恭平のキモチわかる。恭平はあたしのお母さんが死んだ時、誰かが死んだときのキモチがわかったんだとおもう。
こうでもしないと、恭平は後悔する事になるから…
それは、直人も知っている。



「…よし、ま、これから奈緒にはー!バイトがんばってもらわねぇとなーっ」

「えーっ!!」



直人とは今は友達、過去の好きな人。


それでいい 


そして恭平は、もうあたしの好きな人じゃない。


あたしは、一つの心を捨てた。