その日あたしは、いろいろな仕事の先輩に仕事を教えてもらうだけで精一杯だった。


外はもう八時、真っ暗な時間帯だった。 


「あー、美央ちゃん。一人じゃ危ないよ。ついてく」

直人が横にならんだ 


「ちゃんいりませんよっ」
「じゃあ敬語やめて、直人って呼んで……奈緒、…あの頃みたいに………」