第七章 お菓子以外でも何でもできる神風
俺の部屋に何故女子が入ってきているのか分からない
「綺麗!あ!お菓子の本!」
俺の椅子に座りお菓子の本を見る女,レイシュ
「黒で統一されてるのね!」
俺の服や部屋を見て目を輝かせる女,アルカ
「まぁ!かっこいいわー!」
シンプルにそれだけ言う女,レイシュの姉レイカ
俺はぐったりしながら
「なぜ来た」
と言う
俺はレイシュ,アルカ,レイカを見つめると三人はニコニコしながら
「私たちの髪をアレンジしてくれない!」
アレンジ?髪の毛をか
「どうしても神風みたいなサラサラにならないのー」
成る程
「お願い!」
「了解,取り敢えず洗面所な」
俺の洗面所へ連れて行き椅子に座らせる
「まず洗い方,しっかり素洗い」
水分を満遍なく行き渡らせておくとシャンプーの泡立ちや指通りが良くなり摩擦から絡みを軽減できる
シャンプーに少しだけ水を垂らし,掌で伸ばす
地肌で泡立てる
やりがちなのは顔近くもガシガシと洗うところだな
それはいけないぞ
それで上から下へ洗う
横にスライドさせながら上から下へジグザグに洗っていく
洗い終えたら指の腹で頭皮を動かす
それに二,三分マッサージする
「と,さらさらになる」
「おー!ありがとう!!」
「神風ちゃん!大好き!」
「イケメン!」
「いえいえ,こちらこそだ,大好きかありがとう…イケメンかはわからん」
俺は微笑みながら三人とお茶会をして別れた
と思ったら
夜になり俺が菓子を作るために行くと何か音がした
「何だ,ここに居たのか」
「ヒェッ」
隅っこに隠れている黒い影に声をかける
そこに居たのは
弱虫というあだ名を付けられているカーラだった
「………ちょっと来い」
グワっと首根っこを掴み引きずろうとしたら
「分かりましたから!!引きずらないでエエェ!!!!」
暴れるカーラの頭を掴み
「静かにしろ」
と睨む
「ハイィ」
カーラは弱虫だが勉強家で,とても素晴らしいと俺はこの短時間で思った
実際にカーラが一人でやっているのを見て思っても居たしな
「飴細工教えろ」
俺の言葉にキョトンとするカーラ
「飴細工,お前上手いだろ」
溜息を吐きながら俺は言うとカーラは自信なさそうに
「僕なんか…」
と言いやがった
「僕なんか?俺はそうは見えねぇよ」
何故なら
「お前は努力してここに来たんだろ?」
頷くカーラ
俺はガシガシと頭を掻いて
「自信持てとは言わねぇが、俺にとっちゃお前はすげえのを持ってる」
「え?僕に!?」
「特に飴細工,俺は練習してもヒビが入るがお前のは艶やかなで綺麗だ」
飴細工は繊細ですぐヒビが入る
だからこそ
俺はお前が羨ましい
もっと高みを目指す俺にとっちゃそんな些細なことでもすごいと思う
「だから教えろ」
真っ直ぐな目でカーラを見る
「僕の説明は下手だよ?」
カーラは弱々しく言う
何だそんなことか
「教えてくれるその気持ちが大事なんだよ」
俺は微笑みかーらに握手を求める
「うん!教えるよ!」
握手されたその手はとても温かいものだった
「飴細工するとき手を冷やしてる?」
冷やしてはいないが
「ぬるま湯だな」
と答えるとカーラは
「少し熱めじゃないとヒビ入っちゃうよ」
!!!!
「成る程な」
熱めじゃ無いとヒビが入るのか!
「ありがとうな」
「ううん,僕なんかで良ければいつでも!」
「マジか,感謝しきれねぇな」
ハハっと笑う
カーラは俺を見て真っ赤になる
いつも思う
俺が笑うと何故赤くなる?
「僕,もっと頑張るから!」
カーラが突然言い出した
「おう」
俺は真剣な目をする
「君と一緒にいてもいい?」
何だ
「邪魔しなけりゃいいよ」
俺はそっぽを向きながら言うとカーラは微笑んだ
その顔はとても勇敢だった
なんて
今言ったらいけないな
今日作ったのもの
飴の薔薇
飴のカーネーション
俺の部屋に何故女子が入ってきているのか分からない
「綺麗!あ!お菓子の本!」
俺の椅子に座りお菓子の本を見る女,レイシュ
「黒で統一されてるのね!」
俺の服や部屋を見て目を輝かせる女,アルカ
「まぁ!かっこいいわー!」
シンプルにそれだけ言う女,レイシュの姉レイカ
俺はぐったりしながら
「なぜ来た」
と言う
俺はレイシュ,アルカ,レイカを見つめると三人はニコニコしながら
「私たちの髪をアレンジしてくれない!」
アレンジ?髪の毛をか
「どうしても神風みたいなサラサラにならないのー」
成る程
「お願い!」
「了解,取り敢えず洗面所な」
俺の洗面所へ連れて行き椅子に座らせる
「まず洗い方,しっかり素洗い」
水分を満遍なく行き渡らせておくとシャンプーの泡立ちや指通りが良くなり摩擦から絡みを軽減できる
シャンプーに少しだけ水を垂らし,掌で伸ばす
地肌で泡立てる
やりがちなのは顔近くもガシガシと洗うところだな
それはいけないぞ
それで上から下へ洗う
横にスライドさせながら上から下へジグザグに洗っていく
洗い終えたら指の腹で頭皮を動かす
それに二,三分マッサージする
「と,さらさらになる」
「おー!ありがとう!!」
「神風ちゃん!大好き!」
「イケメン!」
「いえいえ,こちらこそだ,大好きかありがとう…イケメンかはわからん」
俺は微笑みながら三人とお茶会をして別れた
と思ったら
夜になり俺が菓子を作るために行くと何か音がした
「何だ,ここに居たのか」
「ヒェッ」
隅っこに隠れている黒い影に声をかける
そこに居たのは
弱虫というあだ名を付けられているカーラだった
「………ちょっと来い」
グワっと首根っこを掴み引きずろうとしたら
「分かりましたから!!引きずらないでエエェ!!!!」
暴れるカーラの頭を掴み
「静かにしろ」
と睨む
「ハイィ」
カーラは弱虫だが勉強家で,とても素晴らしいと俺はこの短時間で思った
実際にカーラが一人でやっているのを見て思っても居たしな
「飴細工教えろ」
俺の言葉にキョトンとするカーラ
「飴細工,お前上手いだろ」
溜息を吐きながら俺は言うとカーラは自信なさそうに
「僕なんか…」
と言いやがった
「僕なんか?俺はそうは見えねぇよ」
何故なら
「お前は努力してここに来たんだろ?」
頷くカーラ
俺はガシガシと頭を掻いて
「自信持てとは言わねぇが、俺にとっちゃお前はすげえのを持ってる」
「え?僕に!?」
「特に飴細工,俺は練習してもヒビが入るがお前のは艶やかなで綺麗だ」
飴細工は繊細ですぐヒビが入る
だからこそ
俺はお前が羨ましい
もっと高みを目指す俺にとっちゃそんな些細なことでもすごいと思う
「だから教えろ」
真っ直ぐな目でカーラを見る
「僕の説明は下手だよ?」
カーラは弱々しく言う
何だそんなことか
「教えてくれるその気持ちが大事なんだよ」
俺は微笑みかーらに握手を求める
「うん!教えるよ!」
握手されたその手はとても温かいものだった
「飴細工するとき手を冷やしてる?」
冷やしてはいないが
「ぬるま湯だな」
と答えるとカーラは
「少し熱めじゃないとヒビ入っちゃうよ」
!!!!
「成る程な」
熱めじゃ無いとヒビが入るのか!
「ありがとうな」
「ううん,僕なんかで良ければいつでも!」
「マジか,感謝しきれねぇな」
ハハっと笑う
カーラは俺を見て真っ赤になる
いつも思う
俺が笑うと何故赤くなる?
「僕,もっと頑張るから!」
カーラが突然言い出した
「おう」
俺は真剣な目をする
「君と一緒にいてもいい?」
何だ
「邪魔しなけりゃいいよ」
俺はそっぽを向きながら言うとカーラは微笑んだ
その顔はとても勇敢だった
なんて
今言ったらいけないな
今日作ったのもの
飴の薔薇
飴のカーネーション