夕方5時。
今日も無駄に教室で過ごしてしまった。
三人で教室を去る。
こんな時間まで過ごしてるのは、私たちと同様暇な男女くらいしかいない。
私たちは誰も部活には入ってなかった。
正確には1年の夏で辞めた。(男子バスケ部のマネージャーやってたけど、憧れの先輩が引退したから辞めた。)
ダラダラ廊下を歩いてると階段から降りてきた男女とぶつかりそうになった。
「おっ」
お互い身を引いて固まる。
麻木蓮だった。
麻木蓮と、噂の1年女子だ。
麻木蓮は軽く「すいません」と頭を下げて、彼女と並んで私たちの前を歩く。
奈穂と若菜が明らかに私を見ながら口パクで何か喋っている。
『カ!ノ!ジョ!』
『え?』
『カノジョ?って聞いてみて!』
『ムリだよ!』
『いけるいける!聞いてみて!』
『ムリムリムリムリ』
麻木蓮と1年女子はなかなかスピード上げて歩いてくれず、私たちもなかなか追い越すことができず、ダラダラと一同昇降口まで歩くハメになった。
今日も無駄に教室で過ごしてしまった。
三人で教室を去る。
こんな時間まで過ごしてるのは、私たちと同様暇な男女くらいしかいない。
私たちは誰も部活には入ってなかった。
正確には1年の夏で辞めた。(男子バスケ部のマネージャーやってたけど、憧れの先輩が引退したから辞めた。)
ダラダラ廊下を歩いてると階段から降りてきた男女とぶつかりそうになった。
「おっ」
お互い身を引いて固まる。
麻木蓮だった。
麻木蓮と、噂の1年女子だ。
麻木蓮は軽く「すいません」と頭を下げて、彼女と並んで私たちの前を歩く。
奈穂と若菜が明らかに私を見ながら口パクで何か喋っている。
『カ!ノ!ジョ!』
『え?』
『カノジョ?って聞いてみて!』
『ムリだよ!』
『いけるいける!聞いてみて!』
『ムリムリムリムリ』
麻木蓮と1年女子はなかなかスピード上げて歩いてくれず、私たちもなかなか追い越すことができず、ダラダラと一同昇降口まで歩くハメになった。