意識が朦朧としていて、
なんで、こんな所にいるんだろって
意識が無くなる前の記憶を思い出す
あ 悠ちゃん?
悠 ん、、
有咲?
あ、、有咲!!!!
あ ?
悠 よかった!
よかった、、、!!
有咲、、、
悠ちゃんは私を抱きしめて、
医者が来るまで話さなかった
医 お腹のお子さんは奇跡的に無事ですよ
ただ、
危ない状態ですので、
まだ入院が必要です
そう言って医者は忙しそうに
病室を出た
あ あ、
ごめん、悠ちゃん
知ってたの?
悠 ううん。
有咲が運ばれて初めて知った
そう言うと悠ちゃんは、
また私に抱きついた。
私も、
悠ちゃんのふわふわな頭を撫でて、
窓の外の晴れた空を見ていた。