時針は12を過ぎていて、
有里と私は、一緒に眠った。
途中で眠れなくなった私は、
悠ちゃんのことを思い出し、
過呼吸に苦しめられた。
呼吸を正して、
カッターで左手を切ると、
いつもその衝動は治まってしまう。
廊下に出て、
窓を開ける。
ここから飛び降りたら
楽しいだろうな、、、。
恐怖心が麻痺していた。
足を上げ、
入ってくる風に身を委ねようとしたその時、
部屋から有里が出てきて、
ゆ お姉ちゃん?
と言った。
あ ごめん、、、
トイレ言ってたの。
寝よっか。
そう言うと私は、
リストバンドをして床についた。