「お─い 理人?何してんだ?」




………………


この声は……
俺は肩の力が抜け春陽の手をそっと離した



「り・ひ・と・く─ん
こんなとこで何やってんの?」
声の主が近づいてきて俺の肩に手を置く


俺はゆっくりと声のする方に振り返る


やっぱり……
「…紫………」