「そ─だね 久しぶりだもんね 今日だけ…お言葉に甘えちゃおう!」



俺たちは駅へと向かった


いつも通い慣れたこの道が
いつもと違う道に見えた

いつも見ていた景色が

いつもより輝いて見えた

優しく吹く風

柔らかい夕日の色

舞い落ちるサクラの花びら

1年に一度の季節

……春……


どれも
春陽を感じれた


春陽の季節……