「見た目はね
全然分かんなかった!

でも表情は全然変わってない」


春陽もあの頃と変わらない眩しい笑顔を俺に向けた



「…春陽
先生になったんだ」

「うん!理人くんに教えてたのがきっかけかな?こういうのもいいなって思えて…」


春陽の夢の始まりに俺がいる…
それは忘れられる事無くずっと刻まれていくもの

俺も……

俺の始まりは春陽だ
忘れる事無くずっと刻まれていた

形は違っても俺たちの原点は同じなんだと思えた

いや、正確には
そう思いたかった…