どれくらい考え込んでいたのか…
空の色が完全にオレンジ色に染まった時───



「加藤先生!!」


後ろの方から声が聞こえて俺は立ち上がった
校門から校舎の方をのぞいて声のした方をみる


そこに立っていたのは

春陽本人だった






「山本先生!今日はありがとうございました!!」
「いえいえ
1年生の授業は1週間後に始まりますのでそれまでに早く学校に慣れてくださいね 同じ英語教師として出来るだけのことはサポートしますので」
「ありがとうございます!!!」