走り続けて辿り着いたのは………


学校だ───


日も暮れかけ空の色がオレンジ色に変わり始めていた

学校に来たもののどうすればいいのか分からずにいた俺はとりあえず校門の近くに座り込んで考えた


どう声をかけたらいいんだ?

覚えてるだろうか?

それ以前に
春陽がもう帰ってたらどうしよう………

いろんな考えが頭の中で渦を巻く