僕と春陽は毎日を一緒に過ごした



正確には僕が何かと理由を作って会っているんだけど……

¨この英文がど─しても分からない!!¨

¨辞書持ってないから春陽の辞書を貸して!!¨

¨花心が春陽に会いたがってる!!¨

¨あのテレビ番組の感想会をしよう!!¨


…どんどん理由はとんでもないものになっていく…

それでも僕達は毎日一緒にいた





あの出会いの日からどれくらいの日が経っただろう


それは暑さが増した
7月の終わりのことだった──