その後僕達は
何事も無かったかのようにあの木の下で勉強を始めた



そう……
別に何もなかったんだ



僕のこの胸の中以外は…





春陽と目が合う度…

春陽が笑う度…

少し触れ合う度…


僕の胸は大きく音を立てて動く


こんなの初めてでこれが何なのかも分からずに

今まで経験したことのない感覚に戸惑いながらも僕は

¨春陽ともっと一緒にいたいな¨

ということばかり考えていた