「大丈夫っっ!!?」
春陽が土手を降りながら心配そうな顔をして僕をのぞきこむ


春陽と目が合う…

「なんか私理人くん落としてばっかりだね…」

春陽が苦笑いする
僕もつられて笑顔を作る



でも
僕の頭の中は春陽のあの言葉でいっぱいだった



──来てくれないかと思った──



…そんな訳無いじゃん…




なんでか分かんないけど…


会いたかったんだよ……