「理人……」


病室に入ると母さんがいきなり抱きついてきた


「ちょっ……!!母さん!」

「うぇ─ん!理人ぉ─…」

母さんはまだ泣いていた



「母さんまたお前がどこかへ行って帰って来ないんじゃって心配してたぞ……」
後ろで父さんが心配そうな顔をして言った



「…………みんな、心配かけて本当にごめん……」



俺は母さんを引き離しベッドへと座らせた



「…話したいことがあるんだ」


みんなが俺を見る