土手からそっと見下ろしてみる

…………

いない…


やっぱり……



なぜか無性に淋しさが込み上げてくる












「理人くん!!!」

いきなり肩をたたかれてビックリして振り返る


「来てくれないかと思った(笑)」

その笑顔に僕は足元のバランスを崩し緩やかな土手から転げ落ちた

「うわっっ!!!」
「きゃ─!!!!」