どれくらい走っただろう
汗がとめどなく流れる


……あつっっ…


息を切らしながらしゃがみこんだ
ゆっくりと顔を上げると目の前にあの橋が見えた

あ…あと少しだ

そう思いゆっくり立ち上がりゆっくりと歩き始める

走り疲れたドキドキとは違う鼓動が僕を包み込む

一歩…また一歩…
ゆっくりと進む

春陽、本当に来てくれてるのかな
そんな不安も感じた