帰る前に春陽が紫に連絡を入れた

俺の携帯はずっと充電されていない状態だったから使えなかった



病院に着くと外でみんなが待っていた

「理人!!!」

目を真っ赤にさせた母さんが俺に駆け寄ってくる

後ろには父さん、おじいちゃん、紫、有恵もいた


「理人…心配かけないでよ!!!」
涙を流しながら母さんが怒る

「無事だったんだから良かったじゃないか…」
父さんが後ろから母さんに声をかける

父さんもおじいちゃんもよく見ると涙を目にためていた

みんな……
「心配かけてごめん…」