春陽………


不思議なんだ……


春陽に少し触れるだけであんなに苦しかった胸が

今は優しさや愛しさ、たくさんの溢れ出てくるもので満たされている



俺の心の欠けらが元の場所にぴったりとはまって心の中が満たされている

そんな感じがするんだ



春陽


あなたの名前を心の中で呼ぶたびに、あなたの笑顔が心に浮かび上がってくるんだ



「春陽…」
目の前の春陽もとびっきりの笑顔

俺たちは海の中で抱き合ったまま




唇を重ねた……