俺はカバンから紫にもらった写真を取り出す


春陽……


俺の記憶や心に焼き付いた物ではなく、初めて形に残った春陽の笑顔


ふと俺は中一の夏を思い出す

あの頃の俺は本当に素直で無邪気だった…
今では欠けらも残っていないのに…


過去の俺たちを振り返る
そして懐かしんでは心が癒されていく


波の音が心地よい


涼しい風と暖かい日差しが交じり合いウトウトとし始める


春陽………


昔も今も俺は




あなたがスキです………


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