次第に俺の方がテンションが低くなっていった…
「大丈夫?」
ベンチに座り休んでいた俺の元へ有恵が飲み物を手にやってくる
「ごめんね…なんか振り回しちゃって…」
「有恵のせいじゃねぇよ」
そう
有恵のせいじゃない
俺は最近体調があまり良くなかった
バイトの時間増やしたし、最近よく¨あの夢¨をみるからあまり休めてないのかも…
「ちょっと休んだらすぐ治るし」
俺はそう言って笑った
「でも…理人
顔色すごい悪い…」
有恵が俺に触れようとしたとき…
─ふらっ…
俺の意識はそこで途絶えた…
「理人!!?理人─!!」
遠くに聞こえる有恵の声…