日差しが差し込むテラスの席に俺たちは座った

お店の人が気をきかせてタオルを貸してくれた
イルカショーにはよくあることらしくどこの店でもタオルを完備しているらしい

「大丈夫?すごいびしょびしょだね」
春陽が心配そうに声を掛けてくれる
「…大丈夫大丈夫!!昔から慣れてるから!!」
俺は慌てて春陽に言う

春陽は少し考えてから笑った
「…アハハ 昔からか」
春陽は思い出すように小さくつぶやいた