だが

一番近いはずの春陽がなぜかまだ来ていない

俺は春陽に何かあったんじゃないかと心配になって落ち着かない

春陽のことが気になって気になって仕方がない


「ごめんなさい!遅くなっちゃった!!」
そこへ春陽が走ってやってきた


春陽!

俺は春陽の側に駆け寄ろうとしたとき
俺の横をすごい勢いで駆け抜ける人


紫だ──