「なんだ?このアプリ」
入れた覚えのない「YOMEI」というアプリをタップする。画面が真っ暗になり、白く文字が浮き出て来た。「貴方の命は残り1週間です」
出て来た文字を読み上げて、俺、神田ヒカルは目を丸くした。
「なんなんだ。死ぬのか....?」
信じがたいことだ。アプリを消そうとしても、消えない。焦って消そうとしていると、背後から声が聞こえた。「こんにちは。ヒカルクン?」
俺が振り返ると、そこには長い切れ目にボサッとした黒髪をした男が立っていた。俺が目を白黒させていると、ソイツはスマホをヒョイっと取ると俺にかざした。
「コレ見たって事は、わかっているよね?もうすぐ死ぬって事。」