目が覚めるとそこは知らない天井だった。




ベッドから起き上がり周りを見るが、人がいる様子はない、机には自分の荷物が置いてありその他にここがどこか分かる物はないようだ。





雰囲気だけでいうなら保健室?窓から差し込んでくる夕日がとても眩しい。




自分はなんでこんな場所にいるんだろう、思い出せるのは大学で昼食を食べていた時に急に気分が悪くなって、、、そこからの記憶がない。気を失ったのか?





少しふらつく気もするが立ち上がることは出来るみたいだ、
ここがどこなのか知りたいので外に出てみよう。






扉を開けると無機質な廊下が広がっていてた。



ここは保健室ではなく病院だったらしい、おそらく気絶した俺を見た誰かが119番で救急車を呼んでくれたのだろう。






夕日が差し込む廊下には誰もいないようで、ただ続く廊下はどこか寂しげに感じる。真ん中には大きな窓があり、そこから外を見ることができた。





窓を開け外の景色を見ればここがどこの病院か直ぐにわかった。




山の上に立つ病院で地元でも1番か2番目くらいに大きな病院だ。





そしてここは最上階らしい、窓の外には見慣れた街、それを太陽がオレンジ色に照らしていた。