「奈瑠ちゃんね。また泣きたくなったら僕に言いにおいで?一緒にいてあげる。」


「ありがとうございます。でも、大丈夫ですよ?私そんなに弱くないので!」


「尚更ダメだよ、弱くない人がこんなになるまで泣くなんて、何かあったんでしょ?」


「っ……。」


「言いたくなかったらいいんだけどね。帰ろっか、送ってくよ。」


「大丈夫ですよ!私近いですし。」


「ダメだよ、女の子がこんな時間に一人で帰っちゃ。」


「っ、分かりました。お言葉に甘えさせてください。」