「っ……。」


怜くんは驚いた顔をしたあとすぐに冷たい目に
戻り、


「お前、誰。」


そう言ったあと私に軽蔑の眼差しをなげつけた。


「やっぱ気変わった。遊び行こ。」


「やったぁー!どこ行くぅ?」


「怜くんっ、覚えてないの?」


「はぁ、お前だるい、話しかけんな。」


そういった後、怜くんと女の子はどこかに行ってしまった。怜くんの姿が見えなくなった瞬間、糸が切れたように涙が溢れてきた。