それを守ってくれたら後は自分の好きなようにしていい、と。



ただ何か1つを成し遂げる苦労を知らないと駄目だという和臣さんの想い。



その試練を乗り越えるために冬夜くんは努力し続けてる。



和臣さんに誰より憧れていて尊敬しているのは冬夜くんだから。



と同時に誰よりその偉大さを知りながら、超えたいと思っているのも冬夜くんだ。



「そんな完璧な人がいるのか?」



「普通に考えてありえないけど、いるんだよ」



漫画の世界から飛び出してこない限り、いないって思うけど



黒崎冬夜という男がいるんだよね。



冬夜くんに出会わなかったら私だって信じてなかったと思うよ。



こんな完璧な人世の中にはいないって思っていたから。