「......はぁー」
怒涛のラッシュが終わり、図書室には私達しかいなくなった。
思わずため息が漏れるのをとめられなかった。
だって、本当に疲れたんだもん。
委員会の仕事でこんなにも疲れることってないと思う。
しかも6時間の授業を終えてからの放課後の仕事。
元々、授業をやって疲れているところに追いうちをかけるような忙しさ。
乗り越えた自分を褒めてあげたいよね。
「大きなため息だね。幸せ、逃げちゃうよ?」
「だって、疲れたんですもん....」
私に声をかけてくれたのは図書委員会長の日向さん。
あまりの忙しさに、わざわざ手伝いに来てくれたんだ。
本当にありがたかった。