「あ、」
昨日の出来事を思い出して、一気に顔が熱くなる。
私は両手で顔を覆う。
「わ、わかったから!早く帰ろ!」
いつもと同じように、柳瀬くんが鍵を持っていってくれるため、私は一人で廊下を歩いた。
そんな長いようで短かった1日はあっという間に終わり新しい朝が来る。
教室に行くと、ゆりと奏ちゃんと美咲ちゃんがおはよーって言って話しかけてくれた。
そしてお昼の時間が来た。
机を4人でくっつけてお弁当を広げ…
「あれ!私お弁当忘れちゃった」
「え!一緒に購買買いにいこっか!」
優しい笑顔でそう言ってくれる美咲ちゃん。
「大丈夫よ!1人で行ってくるからー!」