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「俺が勝手に取っただけだしな」
表情を変えずにそういう柳瀬くん。
「うん」
私の返答はこれで合っているのだろうか?
そもそも私には好きな人いないわけだし。
柳瀬くんと付き合ってる、わけないよね。
こんな不釣り合いなカップルほど可哀想なことはないし(笑)
「じゃあ、私帰るね。」
あの日と同じように。
私は勢いよく図書室を出た。
次の日、クラスに行くとゆりと昨日話しかけてくれた2人の女子がいて4人で楽しくお話をした。
と、いっても心から楽しんでいるかと言われるとそうではない。
ハブられないように。
嫌われないように楽しむ自分を演じてるだけ。