チラリと彼女を見る。

「クラス、何、作ってるの??」

俺が質問するたび彼女は申し訳なさそうに顔を上げる。

「焼きそば…作ってます。」

「そうなんだ。」

知ってる、C組だろ。

気になっていたんだ。

話してみたかったんだ。





彼女がもう出ると言うから、半ば強引にお化け屋敷に誘った。

まさか苦手だったとは思いもしなく。

そして真っ青な顔で階段を登ろうとした時。

突然その場にしゃがみ込んだ彼女。

「おいっ。」

慌てて肩に手を伸ばした。