「おかえり」


「ただいま」


「今日は早かったのね」


「うん。やりたいことがあったから」

「そう」



そんな会話だけして私は自分の部屋に向かった。


あの人は私の本当のお母さんじゃない。


だから、3つ上の姉とも血が繋がっていない。


でもそれなりに優しくしてくれる。
それだけでいい。