高校2年生の夏。



夏休みを目の前にした今、目の前にあるのは進路調査書。




提出期限はもう過ぎたというのに出せずにいまだに悩んでいた。




「渚〜早く帰ろ」



「これ書くから待ってて。先生が今日までに書けってしつこくて。」




「まだ出してなかったの?ていうか、今日中に出せって言うのもおかしな話だけどね」




そういってくれたのは私の友達の美咲だ。