「ほら、やっぱ当たりだよ今日」

「ホントにね!3人ともイケメンー!」


その会話を本人たちの目の前で堂々とするのはどうなんだろう…と思うけれど、ほめ言葉なのは確かだから、聞いていても嫌な気持ちにはならないだろうから下手に口を挟むこともできない。



それになにより、彼女たちは私のことを明らかに敵対視している。


北村くんと日野くんと話していた様子を見られたせいだろうか。


いや、私たちの間に貴方たちが考えているような関係は成り立っていないですよ、とこころのなかで言い返す。