康介と宮下さんは 何か話している様だった。 部活の話かな、とか思ったけど あたしの予想ははずれた。 宮下さんが、可愛くラッピングされた小さな袋 を康介に渡した。 康介が困惑したように宮下さんを見る。 宮下さんは真っ赤になって何かを 早口で喋ると 走り去っていった。