「結愛、顔色悪いよ…大丈夫?」
「もしかしてお腹痛い? 」
お腹をおさえながら、リビングに戻ると、心配そうな顔をして、香帆と美月がかけよってきてくれた。
ゆっくりと頷いて、前を見てみると美月が今にも泣きそうになっている。
「結愛、本当にごめんね。私のせいかも 」
「なんで………?」
「昨日の残りもの食べさせたから………」
「美月、今はそんな言ってる場合じゃないよ。
とにかく結愛のこと美月のベットに連れていくね 」
香帆は、美月にそう言って、
私の身体を支えてくれて歩いてくれる。
「私は蓮先生に電話するね。結愛、スマホ借りるよ 」
「大丈夫だよ………このくらいなら…」
「ダメっ。後、無理して喋らない 」
こんなことで呼ぶのは申し訳ないのに、拒否権はなく、美月にスマホを取られてしまった。
「結愛、ここ寝て楽な体勢とって 」
「ぁりがと……… 」
美月の部屋にたどりつくと、すぐ横になった。