ここまで書けば、何となく理由がわかってくる人もいるだろう。

はるとはわたしに懐いていて、いつもくっついてくる。

はるとは、この女子率結構高めの虹ヶ丘学園で、人気がある。
ファンクラブもあるらしい。

すると、まぁ、みんなからはこう見えるらしい。

「なにあの女。いつもはると様にくっついて。」
「幼なじみらしいよ。よくもまぁはると様もあんなやつといるわ。」
「あの女、ウザい。じゃま。」

うん。結構陰険な人多いよね。はは。

で、でもね、わたしにだって女の子の友達いるんだもん!

ハルトとは反対側の隣の席、みぃちゃんこと小石 美羽(こいし みう)。

入学して初めてできた友達だ。そのほかにもゆうりちゃんとかまおちゃんとか…
うん、とにかく3人はいるから楽しいんだ!

キーンコーンカーンコーン…

っおっと、やっと国語が終わったよ!

HR やって、放課後どうしよーかなー…

そこまで考えて、思い出してしまった。
図書館にいかねばならない。

結構前の言葉、撤回する。
もうちょっと優しい先生がいてくれれば、文句はない!