ドアを開けると… そこにはスラッと背の高い 黒いスーツを着込んだ紳士が立っていました。 「おじさん…誰?」 「ちょっと尋ねたいことがあってね…パパかママはいないのかい?」 「ぼく一人だよ」 紳士はジャケットの内ポケットから 写真を一枚、取り出しました。 「じゃあ、ボク…この人、見たことないかな?」 「あ!サンタさんだ…おじさん、サンタさんと知り合いなの?」