『やっぱさぁ、手に入れたいよね』


『それでは実行しましょうか』


『やはり、あの子は必要だな』



私が蓬田にまいっているとき、ある計画はちゃくちゃくと進んでいったのだった――






―――ピーンポーンパーンポーン



【田中凛さん~田中凛さん~いますぐ職員室に来てください~】


いきなり私に呼び出しが、かかった。


私なんかした?


「お前なんかしたのか?」


ニヤニヤしながら蓬田は言った。