テツ以外の3人は花見の時に仲良くなった


いつもこの4人は一緒にいるんだとか


「彩夢ちゃん、クラス表見に行くんだろ?一緒 行くか?」


「うん、ありがとう」


先頭きって テツが女子の集団へ近づくと見事に道が出来る


その後を縮こまって付いて行った


「え〜っと………あっ!あった!私、5組だ」


「俺とシンも5組だ」


颯太と慎二は同じクラスか


「テツは、何組なの?」


「俺と永瀬が4組で、新條と玖賀が2組か。ってか、あいつら自分のクラス知ってんのか?」


「知らないんじゃない?だって二人共、一瞬でいなくなったもん」


ぷーと頬を膨らませていると


「彩ちゃん、教室まで連れて行ってあげるよ。早くしないと入学式 始まるよ」


慎二の爽やかスマイルに見惚れてしまった


教室の前まで送ってもらうと「じゃ、また後でね」と颯爽と帰って行った