…それから1週間後

in 空港

『実ぅー!!元気でなぁ(泣)』

「はぃはぃ」

『絶対、手紙どがメール忘れないでねぇ(泣)』

「当たり前だろ」

『身体に気をづげで(泣)』

「あぁ。もう、時間ないから行くな♪また会おうな☆(二カッ」

こうして、実はアメリカへと希望に満ちた笑顔を残し、旅立っていった。

入れ違いで翌日には転入生が来ることになっていた。

*翌日*

特進科に入れる人数は8人。

そのうちの多くが幼稚舎から。

そんな科に入れる可能性なんて、宝くじの1等が当たる確率より低い。

しかも全寮制。

全国各地からでも当たれば、飛んでくるだろう。