「あ、可愛い。
うぐいすの姿してますね」
「そうだろう?
お前、こういう可愛いのが好きかと思ってな。
もちろん、お前のために特別に作らせたんだ。
そら豆の練り餡で作ったやつらしいぞ」
見た目はもちろん、味もちゃんと美味いんだからな、と自分で作ったわけではないのに、すごく自信満々な声が返ってくる。
出された手のひらくらいの大きさのそのお菓子が可愛くて、思わず彩希の声も明るく弾んだ。
「でも、彬親様。
どうして、大きいのが二匹と小さいのが一匹なんですか?」
そのうぐいすは、大きな二匹に小さな一匹が間に挟まれるように器に乗っている。
その皿の上には桜の花びらが添えられていて、まるで花見をしているようにも見えた。
何だか三匹寄り添うようなその姿が愛らしくて、彩希は彬親をちらりと首を傾げながら問いかける。
すると、彬親はお菓子の乗った器を愛しげに眺め、くすり、と優しい笑い声を上げた。
うぐいすの姿してますね」
「そうだろう?
お前、こういう可愛いのが好きかと思ってな。
もちろん、お前のために特別に作らせたんだ。
そら豆の練り餡で作ったやつらしいぞ」
見た目はもちろん、味もちゃんと美味いんだからな、と自分で作ったわけではないのに、すごく自信満々な声が返ってくる。
出された手のひらくらいの大きさのそのお菓子が可愛くて、思わず彩希の声も明るく弾んだ。
「でも、彬親様。
どうして、大きいのが二匹と小さいのが一匹なんですか?」
そのうぐいすは、大きな二匹に小さな一匹が間に挟まれるように器に乗っている。
その皿の上には桜の花びらが添えられていて、まるで花見をしているようにも見えた。
何だか三匹寄り添うようなその姿が愛らしくて、彩希は彬親をちらりと首を傾げながら問いかける。
すると、彬親はお菓子の乗った器を愛しげに眺め、くすり、と優しい笑い声を上げた。